ドラゴンクエストライバルズの素敵デザインカードを語る

このサイトにおいてはハースストーンと並んで取り上げているデジタルカードゲーム「ドラゴンクエストライバルズ」。
カードゲームに配置の概念を明確に持ち込み、前列・後列を含めてオリジナリティを出しているゲームです。
その中において、「これは!」と唸るカードデザイン、光るセンスが時折見受けられますので、ドラクエへの思い入れや思い出とともにデザインの妙について語ってみたいと思います。
(基本的にデジタルカード慣れしている方に向けた記事となっていることから、カードゲーム用語を補足なしに使っています)

ネルゲル(初出:ドラゴンクエスト10 パック:解き放たれし力の咆哮 レジェンドレア)

テキスト内における「ネルゲルの配下」というのは、スタッツ3/3もしくは5/5のにおうだち(ハースストーンの「挑発」、シャドウバースの「守護」)モンスターであり、確実に一回の効果は起動できることから、8マナ7/9もしくは9/11クラススペックを持つのは確定となっています。
私自身これを初めて見たときオーバースペックすぎでは!?と思ったんですが、ライバルズは、全体的にモンスターのステータスが高めに設定されており、その点ではステータスの面ではそこまで対処しにくいものではありませんでした。
そして、強く見えるのですが対処法がめちゃくちゃ多い! リーダー「アリーナ」が得意としている位置ずらしギミック、もちろん共通カードにもあるそれで一瞬にして無力化しますし、マネマネによりコピーされるカウンタームーブも辛い。言ってしまえば「相手に使われたとき非常に厄介なのに、自分が使うと妙にモヤッとした働きになる」カード。ボスカードという貫禄が必要なバランス取りとしてはかなり絶妙だと思いました。

キーファ(初出:ドラゴンクエスト7 パック:不死鳥と大地の鳴動 レジェンドレア)

ここでいう「特技カード」は、ステータスをアップさせるカードなんですが、ここの演出が往年のファンにはニヤリとするもの。
リーダー「トルネコ」でしか使えないカードなんですが、トルネコの能力は「テンションを上げてステータスをアップさせる特技カード(種)を手に入れる」ものです。要するに構図として、キーファに種をあげて、死んだら取り返せるのです。
ドラクエ7をプレイした人がみんな思う「キーファに種を投与しちゃったよ……種返して……」が18年の時を超えて叶えられることとなり、ゲームとしての特徴・元ネタへの敬意を感じるジョークセンスがきらびやかな一枚です。

りゅうおう(初出:ドラゴンクエスト1 パック:スタンダードパック レジェンドレア)

「正体をあらわす」。という意味のわからないテキストですが、これは「スタッツ7/7の『竜王』として再度場に出る」ものです。
これはカードパワーとしてのバランスどうこうより、雰囲気を表現するためのシンプルテキストがうまいと思うんですよね。
そりゃあ確かにカードゲームテキストとしては不十分ですが、場外に意味を読み取れないテキストの定義を置いておき、テキストスペースにはあえて書かないという試み自体は紙のカードゲームでもしていることであり、その意味では決して反則ではないと思います。
「ネルゲルの配下を1体出す」も同様ですが、必要十分にテキストを書きすぎると興を削ぐところを、雰囲気で丸く表現する。そこに関しての感覚はかなりドラクエライバルズは高い能力があると感じています。

他にも、最新パックで導入されている「地形システム」はドラクエらしさを存分に発揮していてすごい!と思ったのですが、この記事に紛れ込ませるより、機を見て単独で書いてみたい気持ちがありますので、今回は記載しません。
ハースストーンやシャドウバースに押され、なかなか難しい立ち位置にあるドラクエライバルズですが、かなり楽しいゲームです。ぜひともプレイしてもらえればと思います。

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