ゲームアプリ「ダンジョンメーカー」という快作へ送るレビュー

つい先日、タイムラインを賑わせた一本のゲームがありました。
それが「ダンジョンメーカー」。聞くところによると、ダンジョンにモンスターを設置し勇者(このゲームでは「勇士」と称されてますが、日本での知名度上の便宜を考え、記事上では「勇者」と表現します)の侵略を防ぐ、日本で「勇者のくせになまいきだ。」(以下、「ゆうなま」といいます。)シリーズが走らせた基軸を、アプリとして練り上げた作品である、と。
それだけなら、所詮二番煎じだろう……となりそうですが、タイムラインの熱量が半端なかった。

グラフィックがドット・キュートで懐古ゲーマーをそそらせる。テンポが良くやめ時を失う。運と戦略のバランスが絶妙。
飛び交う中毒者のツイートに「おいおいこれは半端じゃねえな」と思い、気がついたときには、購入してしまいました。

なんてったって、360円。昨今基本無料のガチャゲーが全盛であることを考えれば、有料ゲームに一歩踏み出すのは中々勇気がいるのですが、本来ゲームってのは5000円とか払ってやってたじゃないですか。
いつからぼくらはゲームに対し数百円をケチりながらも、3000円をさくっとガチャにポイ投げするダブスタ民族になったのだろうか。
ある意味、王道だと考え、踏み出してみました。ここからは感想です。
購入に一歩踏み出そうとしている方の後押しになれば、と筆を執っています。

 

 

色々なシミュレーションゲームの「花形」部分の集大成であるゲームです

繰り返しますが、ダンジョンに罠やモンスターを設置し勇者の侵略を防ぐ、「ゆうなま」が基軸です。
1ターン(1日)に一度、3つの選択肢を与えられその中からモンスターを設置・罠の設置・モンスターの合成による強化、魔王(自分)の強化を選びます。見ての通り、3つの選択肢しかないのに来るべき可能性は4つ以上あるため、必ず目的のカードが取れるとは限りません。なので、短期的な希望と、長期的な準備をバランス取りする必要があります。このあたりは完全に経営シミュレーションと思うんですよね。「ザ・コンビニ」とか「バーガーバーガー」みたいな。
失敗して全滅をすれば一からやり直しなんですが、ある程度プレイすると部分的な引き継ぎができます。罠やモンスターを少しだけ、みたいな。しかし、引き継ぎが大事なのはむしろその失敗経験ではないでしょうか。こういう「やらかし」をしたから次はこういうリスクヘッジをしよう。そういう風にプレイヤーの「もう一回!」をそそり、ある程度のランダムを飼いならし、失敗と付き合う楽しさについてはいわゆるローグライクゲーム。「シレン」「不思議なダンジョン」シリーズに通じるものがあります。
また、選択肢から選べるモンスターもいわゆるスライムとかバット(コウモリ)みたいな「ザコオブザコ」なデザインから、いかにもそれっぽいレアリティの高い有能なモンスターもいます。有能なモンスターはデザインもよく実際強い。そういった意味では「日本の悪い文明」と称されるガチャの楽しさを無限に楽しめるわけであり、健全に射幸心を消化できる楽しさもあります。
モンスターが持っているスキルは合成で他のモンスターや魔王に引き継げるわけで、育成も王道の歯ごたえを備えます。これはいくらでも例えがありましょうが、ドラクエモンスターズとかモンスターファーム。楽しさは多くは語らずともわかるところでしょう。

初見で私はこのように称していたのですが、まさにシミュレーションゲームのうちジャンルが枝分かれしている分野の得意とする「頂点」をかっさらって一つの料理とした意欲的な快作です。
あとは、魔王や勇者がすこぶる日本ウケしそうな可愛さであることも高ポイントですよね。今後は多分「シノアリス」に準ずるファンアートが生まれていくのでは、と予想されます。

弱点は、韓国開発であることからちょっと日本語訳が怪しいところと誤訳があること。また、開放要素がちょっとレベルアップ必要経験と比すれば渋いこと。もうちょっとたくさん開放経験をしたいな、と思うところはあります。もっともこれは追加課金をすればいいことなので、360円でやっている身としては言うのは酷な意見でしょう。

確実に言えるのは、明らかに360円のスペックのゲームではない!
今後も、アップデートが重なって追加魔王とかモンスターが来るのであれば、さらなる客層の拡大を見込める可能性に満ち溢れたゲームです。
特にローグライクやタワーディフェンスゲームが好きな人、またシミュレーションゲームに目がない人は絶対にプレイして欲しいゲームです。
昨今のアプリゲームとは一線を画す中毒度を感じること、うけあいです。

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