元遊戯王&MTGプレイヤーがハースストーンをプレイしてみたところ

いうまでもないのですが、私は結構カードゲームプレイヤーでした。でしたというのは、現在は特に人の事情(プレイヤーが集まらない問題)で現役からは退いているのですが、いわゆる「素養」はあるつもりです。
「素養」って何?とお思いでしょうが、カードゲームの……もっといえば対人で駒を扱う将棋やチェスもそうなんですが、「アドバンテージを取っていく」ことについての考え方は、割と10年選手のところがありますので、すっと入っていくところがあります。そんな人が! デジタルカードゲームとして確固たる評判を築いている「ハースストーン」をプレイしてみました!


ハースストーンってなに?

もちろん、数日前の私もそうですが、「ハースストーン」がわからない方もいるでしょう。「ハースストーン」はWarcraftというオンラインゲームと世界観を共有するオンライン型カードゲーム、対人戦です。
遊戯王をオンラインで行う「ADS」や、MTGをオンラインで行う「マジックオンライン」がありますが、アナログゲームをデジタルに落とし込んでないという点ではそれらと一線を画すでしょう。基本的なルールは割とMTGに近い印象。毎ターン「マナ」が増えていき、それを消費して各種カードを使います。しかし、MTGと近い土地にあたる概念がなく、自動で毎ターン1マナ増えることから、この点についての「事故」は発生せず、運要素が削られています。
モンスター(ミニオンと言います)を出し、呪文(スペルと言います)を使い、自動でトリガー発動する罠(秘策と言います)を活用するのは、飲み込みやすくオーソドックスな戦いと言えるでしょう。
そのあたりから、考えが及びました。

元MTGプレイヤーのぼく「土地事故がないのはいいな……」

MTGをやってて一番切ない気持ちになるのが土地事故のときでした。1マリガンするだけでも圧倒的な不利があることから、気持ちが相当萎えるのです。しかし、ハースストーンはその点の事故が一切ないことから、あなたにとっての理想的なマナカーブにのっとった構築をすればいいのです。
マナを加速する手段が相当限られていることから、序盤は序盤なりの、後半は後半なりのぶつかり合いが求められてる印象です。だからこそ、運要素はない。強者は強者であり、そこにラックはほぼ介在しない。そりゃまあ若干はありますが、麻雀レベルのゆらぎではないかと感じています。これがアナログだったら、自動的に増えるマナをカウントし忘れたりとかいうことが起きかねないですよね。デジタルであることの強みがあると思います。

元遊戯王プレイヤーのぼく「自動トリガーは妙ないさかいを起こさなくていいな……」

ハースストーンの(遊戯王でいう)罠のやくどころである「秘策」は自動トリガーです。条件に合致すると勝手に発動し、発動タイミングを選べません。そのことは相手に予測の余地を与え、リスクを少なく発動させる駆け引きを発生させるということもありますが、私個人としては「○○します。何かありますか?」という遊戯王及びMTGがどちらも抱えてしまっているテンポをそぐアクションが発生しないということがあります。
特に遊戯王はそのせいで、過去は優先権、現在もステップ管理など相当ルールが複雑化しているところがありますが、その点がないハースストーンは基本的には相手のターンの干渉が皆無であり、ターンの進行のテンポがよい印象です。モンスターで殴りかかって、駒が動いている間にモンスターを展開し、呪文を使い……という同時並行的駒の移動が行えることからターン数がそこそこ長いバトルなのに大体の1戦は10分程度で完結します。

ゲーマーのぼく「課金したい……でも……!!」

過去カードゲーマーであった私にとっては、「今ある資源で構築するデッキ」より「資産をつぎ込んでデッキを組みたい」という意欲がどんどん湧いてきます。これまでスマホゲーに一切課金をしたことがない私でも、カードゲームと言われたら揺らいでしまう気持ちがあり、その点滅茶苦茶葛藤しています。同じデジタルデータだから追加課金はしないぞ!という押さえ込みをしてはいますが、単純に開発のブリザード社にお布施をしたい気持ちもむくむくと湧いていますね(免罪符を求めているとも言います)

ゲスのぼく「これ、『ハースストーン型』っていうオープンソースにしてほしいな」

基本は作りが簡単で、メジャーカードゲームのいいとこ取り(断じますが、パクリではないです)をしているのですが、完成度はすごく高い。はっきり言って、モンスターを差し替えたらすぐさま他のゲームの世界観に合致するところがあることから、気持ちとしてはすごく『ハースストーン型』他のゲームをプレイしてみたいです。
基本は王道ファンタジーの世界観ですから、MTGのクリーチャーをあてがってもなんら不自然はないですし、各種秘策については遊戯王の罠と同一効果のものもあります。いつか遠くない未来に、有志がそのように自分が好きなカードゲームをあてがった『ハースストーン型』フリーゲームが生まれてもおかしくないと思います。

といっていたら、2016.6.17にCygamesから「シャドウバース」がリリースされましたね! これとの関連性はいずれ一つ書きたいと思っています。(2016.2.19 追記)

基本無料ですが、日本のスマホゲーのようにがっついた課金を求めてないことが、個人的には好印象です。久しぶりにカードゲームの楽しさを思い返させてくれた良作でした。今後もプレイしていきたいと思います。

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