ハリウッドザコシショウという芸人

今回は、「○○という△△」というシリーズで不定期で書いているシリーズです。
なんらかのジャンルにおいて尊敬しているレベルの「好き」の感情を抱いている人に対してその魅力を紹介する記事であり、過去には、

と記していました。ある意味オシャンティーなジャンルばかり書いていただけに、「それ!?」ってところはあるんですが、前々から芸人というジャンルでは一際すごいと感じているだけに、文章にして整理したいと思います。

 

 

名前自体は皆さん知ってると思うんですよ。なんてったって2016年のR-1グランプリを制した豪腕。ピン芸人としての実力は認められるところだと思います。
しかしその一方テレビへの進出が多いとは言えない。世間的には一発屋と称されるところでしょう。
私も実際そう思っていたところはあるのですが、アマゾンプライム提供番組「ドキュメンタル」第5回における立ち回り・魅力・面白さの能力の高さを見届け、評価を改めました。
以前の記事で「ドキュメンタル」は取り上げ、番組としても知名度があるので説明は不要かもしれませんが、「芸人10名が閉鎖空間内で互いの『笑い』をぶつけあい、笑ってしまった人から退場、最後の一人が賞金総取り」という番組です。先日公開された、このドキュメンタルの第5回の芸人のひとりにハリウッドザコシショウがおり、(ネタバレを防ぐためやんわりと表現するならば)かなりの好成績でした。
結果はもちろんですが、見てて思うのが「攻める(笑わせにいく)」も「守る(笑わない)」も「乗っかる(ツッコミ)」も全て強いオールラウンダーであったこと。
特にハリウッドザコシショウの笑わせ方は「下品」「不条理」に特化していることから、テレビ向けではない(=芸人に笑わせる力は強い)、かつ、ネット配信には向いている(=放送禁止の閾値が低い)。こう考えるとドキュメンタルに出るために生まれたような芸人ではないか、とすら思えました。そしてテレビに出られない理由がお察しですね……!

 

 

しかし、その一方、例えばテレ東提供の「勇者ああああ」というゲーマーのための番組で、「クイズ クロスフェード」という『6本のゲームソフトが、同時期に発売された新ハードより発売が前か後か』を当てるコーナーにおいて、ハリウッドザコシショウは準レギュラーとなっています。
このコーナーにおいてはハリウッドザコシショウが面白い、ということ以外に、ゲーム界及びその時代感に関する博識さがとにかく光り、その一方ゲーマーとしてのオタク感だけではなく、ちゃんと芸人としての笑いを全うするバランス感が見事だと思っています。

常々思っているのですが、私は、「芸人」という職業は世にあるクリエイター職の中で、とにかく「賢い」人でないとできない職業だと思っています。会話の瞬発力、番組への企画力、空気への対応力。そういったものをハリウッドザコシショウは当然持ち合わせる一方、ドキュメンタルで好成績を残したのは「笑いの軸」を自分の中で凛として一本通しており、だからこそ軸と違う笑いに対し「笑わない」と決めたら笑わないと貫ける。プロフェッショナルですよ。
正直ハリウッドザコシショウは第6回のドキュメンタルに呼ばれるべき最適解の一人だと思います。放映内における松本人志の評価も高いですし、爪痕を残しまくっている。ただ、強すぎた。キャスティング内で「名誉キャスト」として『あえての』呼ばれない可能性もありますよね……。

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