城平京という作家

唐突ですが、私は「城平京」という作家が非常に好きです。
今となっては、漫画原作者としての側面が有名になっている人なんですが、推理小説「名探偵に薔薇を」「虚構推理」、漫画作品の原作「スパイラル-推理の絆-」「スパイラル・アライヴ」「ヴァンパイア十字界」「絶園のテンペスト」「天賀井さんは案外ふつう」を手がけています。特にスパイラルと絶園がアニメ化もしたのでご存じの方が多いのではないでしょうか。

 

この作家は、私の創作性に多大に影響を与えています。
遊戯王界の第一線で遊んでいたときに、中長編小説を書いていましたのですが、その時の作品全てにおいて、いわゆる「論理性」「縦軸が通っているように見えてケレン味がおかしい展開」を目標にしており、そのやり方は、城平京という作家が得意としていたものでした。
私の作品は横においておき、城平京の作品すべてを見つめてみると、基本はどれも現代がベースです。そこに、「ブレードチルドレン」やら「ヴァンパイア」「絶園の魔法使い」「バランバランとタタイタタイ」という異質の要素を混ぜ、リアルとファンタジーの境界線を綯い交ぜにし、「論理」「トンチ」「ハッタリ」でストーリーテリングを行い、奇妙な読後感を残すという手法を得意としている印象です。ここまでの話を聞き、ぜひともその作家性に触れてみたいと思った方へのお薦めですが、まずもって「スパイラル」のノベライズ版をおすすめしたいです。
誤解を恐れずにいうと、漫画のノベライズってクオリティの高い作品をそうそう見ないのですが、スパイラルについては原作者である推理小説家が手がけている作品なので完成度は折り紙付き。別に原作を読まなくても見られる展開になっていることから、時系列順に読まないのであれば「2巻>4巻>1巻>3巻」がおすすめですね。
最近も2作品に関わっているんですが、特に「虚構推理」のコミカライズはぜひとも見てほしい! 既刊1〜4巻で、少年マガジンR2016年5号(2016.8.20発売)が、5巻の1話目相当になる形ですが、その5巻が城平京の真骨頂となること間違い無しなので、5巻発売前にぜひとも既刊を見てほしいことうけあいなんです。
「実在もしない○○が原因である現象を消去するために、さもそれっぽい理屈で虚構の○○を作り上げ、○○○○○○を通じた議論で、その存在を通し、実在しない○○を消しにかかる」展開。
あらすじだけでもお腹いっぱいになるんですが、実際読むとさらに満腹感があります。

以上! 我ながら語りが暑すぎて気持ち悪い! ぜひとも読んでね!

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